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異端者の群れカタリ派とアルビジョア十字軍　渡邊昌美

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異端者の群れ―カタリ派とアルビジョア十字軍\r渡邊昌美\r八坂書房　2008\r\r中世最大の異端、カタリ派の南フランスにおける活動の軌跡を、その社会的背景、教義の具体的内容から「アルビジョア十字軍」の顛末にいたるまで、史料を縦横に駆使して陰影豊かに描き出した名著。\r図版多数。\r\r目次\rはしがき\r序章　聖ベルナールの怒り\r呪いの町\r信仰の掟\r異端の運動\rカタリの発現\r第１章　南フランスの風雲\r南部の国々\r吟遊詩人\r豊かなる南ガリア\r軽い土と重い土\r不完全封建制\r第２章　異端カタリ派\rバルカンの遠き祖たち\r異端の書\r善き神と悪しき神\r絶望の戒律\r異端者の群れ\r完徳者と帰依者\r第３章　アルビジョア十字軍\rアルビジョア派\rローヌ河畔の惨劇\rベジェの虐殺\rカルカッソンヌの包囲\r征服者シモン・ド・モンフォール\r第４章　百合の紋章\rフランス人との戦い\rミュレの合戦\r王旗の登場\r異端審問\r後日譚\rあとがき\r人名索引\r関連略年表\r\r日本ではほとんど語られないアルビジョワ十字軍について詳細に語られた名著。発端はカタリ派と教皇庁の争いだったものが、結局は南フランスと北フランスの文化の衝突であった…というくだりに納得。南仏の優雅で優れた文化が今日まで残っていれば、フランスはどうなっていただろう…と考えずにいられない。\r\r黒死館を読むとぶつかるアルビ派。南仏の地勢、カタリ派の発生からその宗教観、十字軍による壊滅、トゥールーズのレモン伯について実に丁寧に描かれている。「わたしたち」という語を多用することによって読者を中世世界へ誘ってくれる。直接的な繋がりは肯定されていないが、ツルヴェデール（ツルバール）吟遊詩人の詠う詩が恋愛から女性崇拝へと変わり、騎士が鞘当てとした高貴な女性との関係で、最後の一線を越えない不思議な禁欲主義（裸体で抱き合うだけ）と悲観絶望的なカタリ派の繋がりを説いた部分が実に面白かった。（レビューより）\r\r#カタリ派\r#13世紀\r#中世\r#トゥールーズ\r#キリスト教\r#異端\r#迫害\r#アルビジョワ\r#十字軍\r#聖杯\r#本\r#BOOK\r#思い出本屋\r#思い出本屋宗教\r#思い出本屋哲学・思想\r#思い出本屋宮廷\r#思い出本屋西洋史\r#思い出本屋西洋中世\r#思い出本屋フランス\r#思い出本屋悪魔

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